━━ 河紅茶(河口紅茶)のご紹介━━
今から約400年前の明代末期、武夷山脈周辺で生まれた紅茶の製法。その香味の高さは皇帝にも好まれ、各地の茶葉が「河口鎮」へと集まるようになりました。
河口鎮は単なる産地ではなく、茶葉の集散地・積み出し港として栄えた場所です。ここからモンゴル・ロシアを経てヨーロッパへ至る壮大な交易ルート「万里茶道」が存在し、世界へ紅茶を届ける重要な拠点となっていました。紅茶の製法は各地へも広まり、正山小種や白琳工夫など今も名高い銘茶の多くが、この河口鎮を経由して取引された歴史を持ちます。「河紅茶」という名は、河口鎮に集まり流通したあらゆる紅茶を包括する呼び名でもあります。
発祥地は現在の江西省上饒市鉛山県・武夷山鎮周辺。標高約800メートルの茶園で育つのは、この地にのみ残る在来品種「鉛山群体種」です。農薬使用が厳しく制限された自然豊かな環境でゆっくりと育ち、茶摘みは4月下旬〜5月初旬。収穫後は約35キロ離れた河口鎮へ運ばれ取引されます。
現在も武夷山鎮には伝統製法を守り続ける製茶師虞軍氏がおり、数百年の技を今日に伝えています。
・商品名:河紅茶 20g
・品 種:鉛山群体種
・特 徴:河紅茶の伝統製法をベースに、現代的な製茶技術を取り入れて仕上げられた紅茶です。
茶葉は黒褐色を帯び、金芽がわずかに混じりまおす。細くよく撚られた条索は艶があり、しっとりとした質感を感じさせます。
水色は透明感のある明るい黄金色。やや長めに抽出すると、深みのある琥珀色へと変化していきます。
香りは花蜜を思わせる甘く芳しい印象。口に含むと、蘭花のような優雅な香気がふわりと広がります。
味わいは繊細でなめらか、やわらかな甘みと旨みが長く続き、心地よい余韻を楽しめます。

